岩手県は7日、東京の外務省飯倉公館で「魅力発信セミナー」を開催。達増拓也知事が観光など県のさまざまな魅力を各国の駐日外交団、報道陣、観光関係者らにプレゼンテーションした。
同県と外務省の共催。外務省は地方創生支援の一環で公館を活用した各県の魅力発信事業を行っている。
各国の外交官らを前に、達増知事は英語でプレゼンテーション。「ビジット岩手。この一つを私からのメッセージとしてお伝えしたい」「未曽有の震災から間もなく9年。復旧復興へ、世界の方々の支援が大きな力になった。支援の最良の方法がビジット岩手だ」と県への来訪を呼び掛けるとともに、同県陸前高田市に昨年オープンした「東日本大震災津波伝承館」、日本一長い第3セクター鉄道でさまざまなイベント列車を運行する三陸鉄道、平泉と橋野鉄鉱山(明治日本の産業革命遺産)という県内二つの世界遺産など、同県のさまざまな魅力をPRした。
レセプションで茂木敏充外相は「知事のリーダーシップで岩手は力強く復興を遂げた。今日をきっかけに、県内を実際に巡っていただきたい」と同県への来訪を期待するあいさつを述べた。
「盛岡さんさ踊り」の踊り手たちと記念撮影する達増知事(上段中央)